東京都内のパワースポットを縁起さんぽ。
今回は港区芝公園にある、知る人ぞ知るパワースポット「芝丸山古墳」と「円山随身稲荷大明神」に縁起さんぽしてみたいと思います。
観光地でも有名な増上寺はじめ、徳川家康公がご祭神の芝東照宮などスポットの集まる芝周辺ですが、
個人的には芝公園にある「芝丸山古墳」「円山随身稲荷大明神」は都内でも指折りのパワースポットと思っています。
さっそく縁起さんぽしてみましょう!
都内最大級の古墳「芝丸山古墳」

東京タワーのほど近く、芝公園内に都内でも最大級の前方後円墳があるのをご存知でしょうか。
【芝丸山古墳】
案内板によると埋葬施設は失われ、誰のお墓か分からないそうですが、
全長約106mと大きなことからこの地でもかなりの有力者だったのではと考えられているそうです。
言われないとまさか古墳とは気がつかない、緑豊かな丘のある公園といった感じです。
頂上のストーンサークル?

ちょっとした丘登り気分で頂上まであがってみると正体不明なストーンサークルのように石が並べてあります。

「墳古大形瓢」と書かれているようですね。
ひょうたん形の大きなお墓という意味になるのでしょうか。
この頂上のストーンサークル付近はパワーが流れているスポットとも云われているようですね。
たしかに頂上は見晴らしもよく気持ちも良い場所、ここの気を感じに登ってみるのもオススメです。
最強パワースポット!?増上寺裏鬼門の「円山随身稲荷大明神」

個人的にこの芝丸山古墳で一番、都内でも指折りのパワースポットと感じているが古墳を登った途中にある稲荷様「円山随身稲荷大明神」です。
上の画像のように緑深い中にポツンと佇む様子に神域を感じてしまうスポット。
『随身』
由来は増上寺がこの地への移建の当時、桑名より迎えた御本尊の護りのために江戸までお供されたのが云われだそうです。
そんな円山稲荷が個人的に《屈指のパワースポット》と思う理由がこちら。

《増上寺の裏鬼門に位置し、山内鎮守の重要な地を占め》
これって結構すごい。
陰陽道において増上寺が江戸の裏鬼門に位置しているのは有名ですが、さらにその増上寺自体の裏鬼門に位置しているのが、このひっそりとした稲荷様!
江戸裏鬼門の裏鬼門。
現代なら皇居の裏鬼門の裏鬼門といったところでしょうか。
いわば”最前線の社”のような因縁めいたものを個人的には感じてしまいます。
実はこんなところに鎮座しているんですね。
これだけでも相当なパワースポットだと思います。
神域を感じる雰囲気

春のお花見シーズンともなると目の前の広場は沢山の花見客でワイワイと賑やかになり、
普段でも近くの保育園児のお散歩コースや近隣の方の憩いの場でもありますが、
人の往来がなくなると、あれ?と思うほどの急な静寂さと、空気もピンと張ったように感じてしまう場所でもあります。

稲荷様の前に立つとなんかこう….、他のお稲荷様とは違って、ここの御狐様は見定めている感じがするんですよね。
ジッと見られているというか。
ホント、入るのを一瞬ためらわせる雰囲気を感じます。


一礼してお社の前に入ると、周りには顔が欠けたり、首から上が無くなっている稲荷像が転がっていたりしていて、周辺までも異様な雰囲気が。
なんだかこれもちょっと怖いです。
ただ放置しているのか?意味があるのか無いのか?どうなんでしょうね。

とにかく御狐様に「よし」と言っていただけるような真摯な気持ちで中へと立ち入りさせて頂き、しっかりと参拝させて頂きました。
港区芝にある「古墳」「頂上のストーンサークル」「裏鬼門の護り稲荷様」と、不思議がいっぱいのパワースポット。
この周辺に行かれた際はその雰囲気を味わいに、足をのばしてみられてはいかがでしょう。
以上、港区芝にある「芝丸山古墳」「円山随身稲荷大明神」への縁起さんぽでした。