東京都内のパワースポットを縁起さんぽ。
今回は台東区上野恩賜公園内にある花園稲荷神社の『穴稲荷』を縁起さんぽしたいと思います。
動物園や西郷さんでもおなじみ、都内の桜の名所としても知られる上野公園(上野恩賜公園)。
毎日たくさんの人で賑わいますが、特にお花見の時期には来園者が約200万人にもなるそうです。

この上野公園自体は都内でも有数のパワースポットとしても知られていますよね。
そもそも江戸の頃では現在の東京にあたる地域は風水的に最悪だったそうで、江戸城下の鬼門の護りとして上野に寛永寺が建立されました。
天海僧正(てんかいそうじょう)によって川越の東叡山を寛永寺として上野に移し、
さらに上野の桜は吉野山を模倣、不忍池は琵琶湖、祀られている弁財天は琵琶湖竹生島の弁財天を模倣したそうで、天海の風水がよく実感できるスポットだと云われています。

その上野恩賜公園の中にある花園稲荷神社。
階段から参道へと鳥居が並ぶ光景は独特の雰囲気ですよね。
SNSポイントとしても有名で、特に外国人観光客のみなさんは、こぞって写真を撮影されています。

鳥居の潜ると花園稲荷神社の現社殿が鎮座されています。
上野の最強パワースポット「穴稲荷」

その花園稲荷の参道の途中に、横道へそれるように別の2本の赤い鳥居があります。

2本の鳥居の奥には柵の扉で閉じられている場所が。
「穴稲荷」

この柵の奥が上野でも屈指のパワースポットといわれる「穴稲荷」。
薄暗い岩穴洞にお稲荷さまの祠が祀られています。

『此処は神域です』と但書されている撮影禁止の聖域です。(※ネットには画像がたくさんアップされているようですが)
中に入ると、薄暗い洞窟の中のような感じが妖しげでもあり、祀られているお社もなんとも神秘的な感じでとても不思議な空間です。

こちらは正しくは忍岡稲荷といい、花園神社の旧跡です。
天海が寛永寺を建立した際に、ここに住んでいた狐のすみかを失わさせてしまった事を憐み、洞に祠を建てて祀ったものと伝わるそうですね。
旧跡は『お穴様』と呼ばれ、縁談(縁結び)、金談(金運アップ)、安産子宝のご利益が授かれると今でも大切にされています。
ぜひ実際にお参りして、ご自身の目で一度確かめて見られてはいかがでしょう!
上野公園のどこにあるの?
不忍池から上野公園に入って精養軒の方に向かう途中にありますよ。
アクセスマップでみるとこちらです。